第56号/特集 [無]
2017年9月10日発売
160頁
(カラー112頁、モノクロ48頁)
あじろ綴じ・角背
600円(税別)
キーワードの漢字「無」
無を詠む 今宵は無月ぬかみそに茄子埋めて寝る
特集「無人好哉」
無人販売:ご利用には小銭をお忘れなく
無人駅[飯田線]:途中下車して気づく都会の寂しさ
無人駅[蒲郡線]:野を越え山越え海辺を越えて観光地へ
無人駅[遠鉄]:今は芝本 今は八幡 今は高架を渡ること
無人駅[渥美線]:学生降ろした後の駅は田畑の間をガタゴト行くよ
無人駅[天浜線]:個性豊かな駅を巡り遠州を横断
無人島:船乗り同士の信頼と知恵で生き抜いた21年間(湖西市)
●キーワード「無」
無明長夜:異郷としての浜松を一人の女が迷い生きる(浜松市)
植物図鑑「根無草」:土から離れて生きる異端の植物たち
無形民俗文化財:地域社会の存続と祭りの伝承が同時に問われている
無を食べる「無花果」:人知れず咲き誇る秘密の花園
南無巡行:すべてを委ねて こんにちは、ありがとう
地名探訪「無之地」:そこに何も無くても地名は付けられる
地名探訪「無縁堂」:その小字には墓しかない
地名探訪「無地押」:安産祈願の仏様を訪ねて
無の10句:星野昌彦 第19句集「般若心経」より
爺と婆の話「虚無僧渕」:哀れ落人は渕に沈んだ(東栄町)
●連載
三遠南信産茨城育:神谷傳兵衛(西尾市)
形の旅:美を失うことで我々は祭りを失う(東栄町)
野草料理「枸杞」:枸杞の胡麻和え・枸杞の葉巻
美術の綾:中澤希水さん 筆と墨とをたずさえて 歩み続ける書の道の旅
漫遊路線バス36:西部コミュニティバス (阿智高校前~根羽)