目次
一章/飯田市------------------------------
一/国道一五一号の起点 二/飯田中央通り 三/りんご並木 四/飯田銀座 五/東中央通り 六/鼎 七/松尾上溝 八/八幡町 九/鳩ヶ峯八幡宮 十/国道二五六号線 十一/駄科、桐林 十二/ホッキ 十三/時又 十四/飯田川路その一 十五/飯田川路その二 十六/天竜峡 十七/天竜峡インターチェンジ 十八/二タ井峠 十九/万歳橋
二章/下條村------------------------------
二〇/阿知川 二一/阿知原、小松原 二二/道の駅信濃路下条 二三/粒良脇 二四/山田河内 二五/手塚原 二六/入野 二七/鎮西 二八/吉岡 二九/仁王関
三章/阿南町------------------------------
三〇/雲雀沢 三一/古城 三二/富草 三三/門原 三四/浅野 三五/早稲田 三六/早稲田神社 三七/深見池 三八/南宮峡 三九/見名 四〇/和合 四一/帯川 四二/落合・新野バイパス 四三/大村 四四/瑞光院 四五/新野その一 四六/新野その二 四七/新野その三 四八/道の駅信州新野千石平
四九/国道四一八号線 五〇/栃洞 五一/新野峠
四章/豊根村------------------------------
五二/三沢道 五三/中村 五四/茶臼山 五五/御所平 五六/砦山 五七/日余沢 五八/二継 五九/猪古里 六〇/道の駅豊根グリーンポート宮嶋 六一/宮嶋その一 六二/宮嶋その二 六三/坂場 六四/金越 六五/老平 六六/津川 六七/太和金峠
五章/東栄町------------------------------
六八/古戸 六九/下粟代 七〇/上粟代 七一/布川、柿平 七二/中設楽 七三/月 七四/鶺鴒橋 七五/戦橋 七六/別所 七七/御園道 七八/国道四七三号線 七九/本郷その一 八〇/本郷その二 八一/与良木峠 八二/中在家、三ツ瀬 八三/奈根、河内 八四/海老島・市原トンネル 八五/静愛橋 八六/遠山道 八七/三輪
六章/鳳来町------------------------------
八八/池場その一 八九/池場その二 九〇/池場坂 九一/亀淵 九二/川合その一 九三/川合その二 九四/川合その三 九五/大島ダム 九六・名号その一 九七/名号その二 九八/名越 九九/槙原 一〇〇/能登瀬 一〇一/湯谷温泉 一〇二/井代 一〇三/大野その一 一〇四/大野その二 一〇五/大野その三 一〇六/大野橋 一〇七/望月道 一〇八/富栄 一〇九/長篠その一 一一〇/長篠その二 一一一/黄柳橋 一一二/長篠城址 一一三/国道二五七号線 一一四/医王寺 一一五/長篠橋
七章/新城市------------------------------
一一六/大海 一一七/信玄その一 一一八/信玄その二 一一九/新城川路 一二〇/石座神社 一二一/新城茶臼山 一二二/新城バイパス 一二三/平井 一二四/弁天橋 一二五/新城その一 一二六/新城その二 一二七/国道三〇一号線 一二八/富岡 一二九/野田その一 一三〇/野田その二 一三一/豊島
八章/一宮町・豊川市・小坂井町・豊橋市------------------------------
一三二/郡界橋 一三三/繰神社 一三四/東上 一三五/江島 一三六/上長山 一三七/松原 一三八/一宮大池 一三九/砥鹿神社 一四〇/豊川インターチェンジ 一四一/豊川バイパス 一四二/豊川その一 一四三/豊川その二 一四四/国道三六二号線 一四五/石巻 一四六/牛久保その一 一四七/牛久保その二 一四八/県道豊橋豊川線 一四九/小坂井 一五〇/菟足神社、五社稲荷 一五一/国道一五一号の終点
はじめに
南北に長い三遠南信の真ん中を貫く一本の道、国道一五一号線。山の都・飯田を起点に、折り重なる伊那谷、奥三河の山々を越えて、愛知県第二の都市・豊橋へ。距離はおよそ140km。通過するのは飯田市、下條村、阿南町、豊根村、東栄町、鳳来町、新城市、一宮町、豊川市、小坂井町、豊橋市の11市町村。起点から終点まで車で走ればだいたい3時間。
言うまでもなく、この道の沿線は歴史と文化の宝庫だ。「151号」という番号だけの名前は無味乾燥だが、どこの町でも集落でも、足を止めてみれば必ず何かに出会うことができる。快適な道だからといって、あっという間に走り抜けてしまうのはもったいない。
140kmの道のりを、時間をかけて丹念にまわり、有名なものから知られざるものまで話題を拾い集め、その番号にあやかって151話にまとめたのが本書である。
1 国道151号の起点 旅のはじまりは飯田駅前から
鉄道は起点・終点がはっきりしている。例えば豊橋が起点のJR飯田線。行き止まりのホームから列車に乗り込むとき、旅のはじまりを実感して気分的に盛り上がったりするものだが、道路の場合はなかなかそういうわけにはいかない…
21 阿知原、小松原 国道から見えない段丘の上の集落
万歳大橋を渡った151号は、小松原トンネルまで一キロメートルあまり細い谷筋を登ってゆく。この辺りで目につくのは道の駅ぐらいだが、段丘の上には国道を走っていては見えない集落がある。左手の段丘上にある阿知原の集落、右手の段丘上にある小松原の集落…
43 大村 新野高原学習村の碑と愛知県開拓記念碑
帯川からひたすら続く坂をようやく登りきると唐突に視界が開ける。いよいよ新野高原だ。忽然と現れるのどかな小盆地は…
66 津川 国道沿いにある「道路情報連絡所」とは
151号を走っていると、ところどころで「道路情報連絡所」と書かれた標識を目にする。台形を逆さにした青色の標識の下には、個人の名前とその人の家を示す矢印が付されている…
90 池場坂 治平翁が切り開いた別所街道の難所
池場から河合にかけての坂は「池場坂」と呼ばれ、別所街道の難所のひとつだった。『長岡村地誌』には、道は険しく狭く石が転がり木が覆う…
112 長篠城址 戦国史を彩る大舞台
長篠交差点より先には国道沿いに新旧の店が点在するようになり、いよいよ山から下りてきたという感じがする。長篠地内に架かる施所橋より長篠橋までの区間は昭和38年、奥三河では最初に作られたバイパスである。細々とした旧道は…
138 一宮大池 研削タップを産み出すOSG工場
宝橋からは緩い坂が700メートルほど続いている。坂を登り切るか切るないかのところ、左手に151号に面してOSG一宮大池工場がある…
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