目次
佐溝力さんに聞く/豊橋の引札/吉田二十四ヶ町/市田の刺子/蒟蒻/塩伝/豊橋魚町
三河海苔/牛乳/東三河の引札/引札 暦/漁網/豊橋の広告/万久煙草/サイダー
製糸/井ヅヘイ/乾麺/大豊橋地図/豊川稲荷と豊川鉄道/豊川稲荷/稲荷門前町
豊川鉄道/駅弁/長山遊園地/軍と共に/軍都豊橋/進駐軍/その他の広告/豊橋産業文化大博覧会
戦後復興期の豊橋のデザイナー/東雲座/活動写真館/常磐館/売薬/観光/双六/豊橋商工案内
封筒/マッチラベル/ラベル/楊子入/その他/新聞
吉田二十四ヶ町
城下町から軍都・蚕都へ
近代化を目指した豊橋
文明開化と唱えても、そう簡単に町は変わらない。
明治初期の豊橋は吉田城址が陸軍管轄地となったものの、
北に豊川が流れ、東海道が東西を貫く、吉田二十四ヶ町で構成された城下町の形態を留めていた…
市田の刺子
江戸の粋を染め抜いた
三河特産の刺し子生地
三河地方で盛んに行われていた和紡績の糸を効果的に使い、
ドビー装置で刺し縫いしたように針目を織り出す。広告の中に登場する…
漁網
漁網発祥の地から
世界標準を目指す
創業文化十四年(一八一七)、現在の愛知県知多郡豊浜の地で、
現社長山本善嗣氏の先祖、山本家六代目の太次兵衛が麻網の製造販売を開始。
明治まであと半世紀のこの年、「網太商店」は誕生した…
万久煙草
一世風靡の三河煙草、
お国自慢の「万久」銘柄。
サイダー
スッキリした味わい
喉を潤す爽やかな飲み物
シュワシュワと炭酸の泡が喉元を通っていくあの爽快感。かつてラムネやサイダーといった炭酸飲料は、子どもにとって憧れの飲み物で、風邪を引くと母親が買ってきてくれるような別格の飲み物だった。明治三十三年に瓶の蓋を閉める王冠が輸入されると、サイダー生産が上り調子となり、三ツ矢サイダーが勢いを増してきた明治四十年頃から、地方にも数多くのローカルサイダーが誕生する…
稲荷門前町
餅投げの
昔懐し稲荷講
豊川稲荷門前町の最初の飛躍的な発展は、文政九年(一八二六)の御開帳とされ、飲食店、土産物屋、旅館が並ぶ門前町が形成された。天保五年(一八三四)、天保十年(一八三九)、弘化三年(一八四六)、安政五年(一八五八)にも御開帳が行われたとされ、昭和五年と昭和二十九年にも開催された。明治時代になると東海道線、豊川鉄道(飯田線の前身)など鉄道網が整備され、参拝客が劇的に増加し、関東から臨時列車を仕立ててやって来る…
豊橋産業文化大博覧会
復興と伸展が旗印
見て楽しく、為になる
豊橋博の人の波
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