春夏秋冬叢書 発行物「豊川物語」


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「豊川物語」

豊川と東三河の物語41編

2007年8月30日発売

編集 春夏秋冬叢書
定価 3,000円(税別)
B6判/ハードカバー/272頁(カラー48頁)
ISBN978-4-901835-28-2 C0325


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豊川はその源を愛知県北設楽郡設楽町の段戸山に発し、
新城市字長篠で宇連川と合流。その後中央構造線に沿って流れ、
東三河の平野部を大きく蛇行し、三河湾に注ぐ。
幹線流路延長77km、流域面積724平方km。
豊橋市、豊川市、新城市、宝飯郡、北設楽郡に跨る豊川の流れは、
まさに東三河の歩みと共にあり、
豊川を語ることは、そのまま東三河を語ることとなる。





目次


はじめに
豊川はその源を愛知県北設楽郡設楽町の段戸山に発し、新城市字長篠で宇連川と合流。その後中央構造線に沿って流れ、東三河の平野部を大きく蛇行し、三河湾に注ぐ。幹線流路延長七七キロメートル、流域面積七二四平方キロメートル。豊橋市、豊川市、新城市、宝飯郡、北設楽郡に跨る豊川の流れは、まさに東三河の歩みと共にあり、豊川を語ることは、そのまま東三河を語ることとなる。…





豊川一
東三河の長い歴史と
風土を育む大動脈
東三河を貫く一級河川・豊川。河川法上は水源の段戸山から河口まで、流路延長七七キロの流れを指す。厳密には上流部を寒狭川と呼び、宇連川との合流地点・新城市の牛淵より下流が豊川の本筋にあたる。その流路は変化に富み、断崖が迫り合う渓谷から次第に川幅を広げ、豊川市、豊橋市の平野を右に左に曲がりくねり、波立つ海水に溶け込むように三河湾へと注ぎ込む。…




豊川放水路
流域の暮らしを守る
水防のハードとソフト
三河湾に注ぐ豊川と豊川放水路。放水路とは、現川の洪水に備え、分岐する形で建設される治水目的の新川のこと。豊川放水路は分岐した放水路が放流地点で再び本川と合流し、分類上では珍しい形態。海に一緒に流れ込むならば、なぜ常に放流しないのか。その理由は、本川下流域で伏流水を採取し、工業用水や飲料水に利用する水利権や、本川の水量が減ると生き物への影響が考えられるから。…




宇連川一
県内有数の観光名所揃い
多彩な地質が育む大自然
豊川を北東に遡り、旧鳳来町に入ると、二つの大きな川が合流する。北から流れて来るのが豊川本流、北東から真っ直ぐ来る流れが宇連川になる。昔は三輪川、大野川などと呼ばれ、現在でも板敷川の異名を持つ。
 宇連川はちょうど旧鳳来町を斜めに横切る形で流れ、支流の亀淵川が東栄町との境界の池場で、天竜川との分水嶺を持つ。他に、山吉田を流れ、本長篠で合流する黄柳川と、名号の交差点で東から流れてくる大島川が主な支流である。宇連川本流は…




寒狭川一
濃密な森の空気を纏う愛知県下最大の原生林
豊川を守る水源の森
寒狭川は水源を段戸山に発する。設楽町田口の西方を抜け、鳳来寺山西麓の渓谷美を形作りながら流下すると、長篠城址南で東から流れ来る宇連川と落ち合う。豊川の本流筋にあたる川である。段戸山、寒狭山、鳳来寺山と、次々に山壁が押し迫る谷は深く、早瀬が淡い霧を立ち上らせ、幾つもの沢を編んで流れゆく様はどこまでも美しい。渓谷脇を国道二五七号線が通るため入渓が容易で、二月第一週の解禁時には名古屋や浜松はもとより…